絵具材料の「いま」を網羅するデータブックがリニューアル!
初版出版より34年越しに「絵具材料ハンドブック」を改訂しました。
現在使用されていない主要な原料から最新顔料、溶剤の毒性まで幅広い情報を掲載しています。
材料を理解し、絵具やメディウムの性質を把握することは、表現を広げ、作品の保存性を高めることにつながります。
絵具材料を学ぶ方やオリジナル絵具、メディウムを自製する方にもおすすめの書籍です。
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油絵具、水彩、クレヨン、パステルなどの絵具は、三つの要素で構成されている。
すなわち、発色のための「顔料」、顔料を定着させるための固着成分である「油脂・樹脂・ロウ・糊材」、性能を補う成分である「溶剤等の助剤」の三要素である。本書は、それらの原材料を概観・組成・性質・製法・用途の五つの観点から整理し、わかりやすく解説した実用的なデータブックである。
- ISBNコード
- 978-4-8055-1078-0
- 編集
- ホルベインラボ
- 出版社
- 中央公論美術出版
- ソフトカバー A5判・本文212ページ
目次
- 絵具の構成物
- 顔科
- 白色顔料 14種
- 赤色顔料 14種
- 黄色顔料 21種
- 緑色顔料 15種
- 青色顔料 11種
- 紫色顔料 12種
- 褐色顔料 12種
- 黒色顔料 9種類
- 灰色顔料 1種類
- 日本画用顔料 3種類
- 蛍光顔料 2種類
- 金属粉、金属フレーク・光輝性顔料 2種類
- 油脂 6種類
- 樹脂
- 天然樹脂 8種類
- 合成樹脂 8種類
- ロウ 7種類
- 糊剤(水性固着剤)13種類
- 助剤(溶剤・その他)20種類
- カラーインデックスに掲載されている主な顔料
- 一口解説用語集
- 絵画技法と材料についての年表
- あとがき