地塗りは自分でする——
こだわり派へおすすめのハイクオリティ・ラビット スキングルーキャンバス
キャンバスの理想を追求した、ホルベインの最高級ウサギ膠引き張りキャンバス。
地塗り塗料次第で油彩・アクリル・テンペラなどにご使用いただけます。
なぜ地塗りなしなのか
絵画の仕上がりは地塗り塗料の種類やその塗布厚で大きく変わります。地塗りまで加工されたキャンバスが市販される産業革命以前は、本来、その処方は作家自らが自己の表現に合わせて正しく選択し施すことで、堅牢な画面や、独自の絵画表現を構築してゆくものでした。
RSGキャンバスは、キャンバスの本来あるべき姿を目指し、最高級の素材と伝統製法で手作りされた、地塗りなしの張りキャンバスです。
最高級のこだわり
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1. ウサギ膠にこだわる
ウサギ膠で施した目止めは、麻生地をしっかりと固定し地塗層や描画層との絶縁層として最適であり、レンブラント作品など名画の保存状態の良さからしてもその経年実績は保証されています。
天然の膠は春と秋の安定した気候下でしか加工ができないため、季節を選んで熟練の職人が丁寧に手塗り加工をしています。
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2. 生地にこだわる
ヨーロッパ産亜麻100%の繊維を織り方をひと手間加え、細目の生地は撚糸織、中目・荒目は双糸織で加工し、できるだけ生地目凹凸があり、目が詰んだ伸縮変動の少ない生地にしています。このことにより塗料の裏抜けがしづらく、絵具がしっかりと固着される安定した画面を構築できるキャンバスを目指しています。
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3. 手張りにこだわる
生地の縦糸と横糸が水平、垂直に走るように職人が一枚一枚手で張りタックスの間隔も通常より狭くしています。タックスも手張り用のステンレス製タックスを使用しているため、張替えの際タックスを木枠から釘抜きで抜きやすくなっております。
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4. 木枠にこだわる
北米産の米杉、ウェスタンレッドシダー(ヒノキ科)を使用。
北米の寒い気候条件下で成長するため、年輪が細かく(曲がりにくい)剛性・耐久性に優れた真っ直ぐな木材であることが特徴です。そのため張キャンバスの強い引っ張り力にも負けない保持力があり、何度でもキャンバスの張り替えが可能です。
また、キャンバス生地の張力を調整するための部品である楔(クサビ)を付けており、キャンバスが緩んできた場合クサビを均等に奥に打ち込む事で画枠の組手が開き結果的にキャンバスを引っ張ります。
生地目
細目 (撚糸織)
中目 (双糸織)
荒目 (双糸織)
【ご注意】
RSGキャンバスは目止め加工済みですので、そのまま地塗り材を塗布し乾燥後ご使用ください。
また、天然のウサギ膠を目止め材に使用しておりますので、湿度、温度の影響を受け、カビが生え使用できなくなる恐れがあります。ご使用前によくご確認ください。高温・多湿を避け、風通しのよい恒温室内に保管ください。
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7,000円(税込7,700円)
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9,000円(税込9,900円)
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11,000円(税込12,100円)
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