キャンバスを貼る手順・再生の手順

キャンバスを張る手順

(1)
mat_504231_fremat_maze_02.jpg
張りたいサイズに張りしろ(縦横各6〜8cm位)を加えて裁断したキャンバス地と木枠を用意します。木枠はゆるみのなく、直角になるよう組み立てます。(三角定規で確かめてください。)
mat_504231_fremat_maze_02.jpg
木枠は表面になる方が斜めになっています。誤って裏側に張ると画面に木枠の段がでてしまいます。
(2)
mat_504231_fremat_maze_02.jpg

最初に4辺の中心にタックスを打ち、キャンバス表面にひし形の力によるしわを作ります。この時点でしわが伸びにくければ四隅を仮止めします。

(3)
mat_504231_fremat_maze_02.jpg

最初のタックスから約3〜5cmの間隔で内側から対角線上にタックスを打ち、ひし形のしわが次第に伸びるように張ります。

キャンバスを張る手順(裏張り)

(1)
canvas_urabari_01.jpg

木枠は表面が斜めです。表裏を逆に張ると、画面に木枠の段が出るので注意が必要です。裏張りにはフローティングキャンバス用の木枠をお勧めします。

(2)
canvas_urabari_02.jpg

木枠の角を三角定規で直角か確かめ、キャンバスを折りしろ 7〜8cm程見込みカットします。キャンバスの四隅は折り畳んで重なるため、余分な箇所をアーチ状にカットします。

(3)
canvas_urabari_03.jpg

初めは、画面の中央にひし形のしわを作るように四辺の中心①〜④の順にタックスを打ちます。手順(4)図のように張器のツノをしっかりと木枠に掛けて画布を引きます。

(4)
canvas_urabari_04.jpg

中央のしわが消えるように四隅に向かって張器で引っ張り、図⑤〜⑳の順に打ちます。四隅は折り畳んだ端が木枠の端に沿うように折り込み、止めます。

キャンバス再生の手順

(1)
brush_108101_cata_w01.jpg

再生したいキャンバスの上に、エコリムーバーを筆やナイフで厚く塗ります。

brush_108102_cata_w02.jpg

30分間放置します。※効果が低い場合は、ラップをかけて一昼夜放置します。

brush_108103_cata_w03.jpg

浮いてきた絵具をパレットナイフやキャンバス スクレパーで掻き取ります。ぬぐった絵具は古新聞などに取って処分します。一度で除去できないときは何回かに分けて除去します。

(2)
canvas_saisei2.jpg

除去後は、布などで残ったエコリムーバー成分を拭き取ります。ペトロールで仕上拭きをし、十分乾燥させます。

(3)
canvas_saisei3.jpg

目止め部分まで除去しないでも、平滑な状態で描画可能と判断できれば、ある程度残った絵具の表面に軽くサンドペーパーをかけて、下地塗料を塗れば固着力が増します。

(4)
canvas_saisei4.jpg

下地塗料を塗って乾燥させれば完成です。ローラーを使用して塗布する場合は、表面に絵具の毛羽立ちが出来やすいので、刷毛で滑らかにします。

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