デュオは、水に溶ける油絵具です。水でやわらかくしたり薄めたりできます。 揮発性の溶剤を使わずに制作ができるので、アトリエはいつも快適。 また、水で溶いたデュオなら、従来の油絵具では得られなかった表現も可能です。 たとえば、細く濃い線描によるハッチングや、水独特の流れや滲みを生かした画肌など、油彩表現の可能性をさらに拡げてゆく絵具です。
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デュオが普通の油絵具と違うのは、ほんの数%「界面活性剤」が配合されている点です。これは、水にも油にもなじむ性質をもっています。デュオと水を混ぜると、界面活性剤の油となじむ部分が顔料ごと油をくるみます。くるんだ外側は水となじむので、分離することなく水の中に分散します。
この状態をエマルションと言いますが、これは、石鹸が油汚れを落としたり、サラダ油と酢が分離せずに混ざっているマヨネーズの原理などと同じです。
育児と制作とを両立させるイラストレーター石橋 優美子さんに水可溶性油絵具 デュオの使用感を伺いました。
石橋さんの作品とともに、水可溶性油絵具 デュオの特性をご紹介いたします。
水だけでも描けるデュオですが、油絵具としての本来の性能を発揮するためには、従来の油絵具同様、さまざまな画用液を利用したいものです。光沢や透明感を出すもの、絵具の固着力を強めて丈夫な画面をつくるもの、乾燥を速めるためのもの。デュオの画用液シリーズはすべて水可溶性。水と一緒に使えます。
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